腸内細菌はどこから来たのか?②

昨日は、京都府綾部市というところに初めて行ってきました♪

土壌細菌の師匠、佐々木淳先生のご自宅へ。

先生は、ご自宅の周りで土壌細菌を使った田んぼや畑を作られていて、そこで今後UPするYouTubeの撮影にお付き合い頂きました。

途中、雨と雷に遭遇するも何とか天気がもってくれて、無事に撮影を終えることができました♡

色々は、YouTubeの公開をお楽しみに♪

さて。

今日は「腸内細菌はどこから来たのか?②」

前回のブログの続き。

今日も、先にネタばらし(笑)しておくと。

私たちの体内に棲んでいる腸内細菌は、大地の土に生息する土壌細菌とリンクしています。

それは、大地の循環と私たちの循環が似ている仕組みだから。

大地の仕組みは、地上で命ある生命体が命尽きると、土に生息する細菌たちが集まり、その姿を分解し始めます。

動物、植物、昆虫・・・すべての命あるものです。不思議なことに、命あるものには菌たちは目もくれず。分解をするターゲットはすべて「絶命したもの」に限られています。

じゃないと・・・怖いけど(笑)

この絶命したものたちを。

・タンパク質分解菌

・でんぷん分解菌

・油脂分解菌

・セルロース分解菌

が、それぞれのコロニー(集団)を作って分解していくのです。

考えてみたら。岩とか石とか溶岩とか以外は、この4つで構成されている。

だから、岩とか石とかは分解されないから残るけど。

山の中や、海の中に生きるものが、絶命しても残ってるとかないのよね。

クマやキツネやタヌキやカブトムシやテントウムシの死骸でいっぱいの森とか。

クジラとか、マグロとか、イルカとかカメの死骸でいっぱいの海とか。

ないよね(笑)

それは、絶命したその亡骸は、菌たちの力で大地や海に還っていくから。

上に書いた4つの菌たちが、その姿を大地や海に戻し。

最終的には「ミネラル」まで分解して、次の命を育む材料となる。

私たち人間が食べている物はというと?

自然の営みの中だけで考えると。

・タンパク質

・でんぷん(炭水化物)

・油脂

・食物繊維

以外に何もない。

ただ、化学物質(添加物や加工品)は別物ですが。

農薬、化学肥料=添加物、加工品という話は、また別に書くとして。

こんなにも、大地と私たち人間が栄養素にしているものは同じということに気付いた時。

アーユルヴェーダがいう「人間は小宇宙」がストンと腑に落ちた。

そしてさらに。

大地から、栄養素を吸い上げる植物の根っこの仕組みと。

私たちが、消化されたものを小腸から吸収して栄養を血液に送る仕組みが。

激似・・・

鳥肌立っちゃいました(笑)

ここまで仕組みが似ていると、土の中にいる土壌細菌と、私たち人間の腸にいる腸内細菌、そして多分、海にいる海洋細菌たちも類似した仕組みなのだと思います。

菌たちが、分解の果てにしている仕事は、とてつもなく多岐に及び人間に棲む腸内細菌たちは。

・食べ物の分解(消化)

・ビタミン、ミネラルの合成

・アミノ酸の合成

・ホルモンの合成

・酵素の合成

・免疫力のバランス調整

・病原菌の排除

・代謝調整(脂肪燃焼とかね)

・メンタルの安定

・炎症の抑制

しながら、宿主(あなたね♡)が健康で入れるように働いてくれています。

だから・・・腸活じゃなくて、大切なのは「菌活

腸内細菌たちに、いかに機嫌よく働いてもらうかなのですよ。

これだけ、お世話になっている菌なのに。

今、人間がしていることは「菌を殺すことばかり

え?菌を殺してるってどんなこと?

に、ついては次回のブログで。

だんだん菌ブログみたいになってますが(笑)

次回は、菌との共生についてかきますね!

では!

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