消化力

夫が活けた「桜」

仙台に戻ったら。

玄関に春が訪れていました。

早咲きの桜です。

春を感じる花って、人それぞれ違うと思いますが、桜は多くの人が春を連想する花ですよね。

他にも、蕗の薹や福寿草、水芭蕉、スズラン、水仙、クロッカス、ミモザ、沈丁花など。みなさんは、どの花がお好きですか?

さて、今日のお題は「消化力」アーユルヴェーダ的にお伝えします。

消化力とは読んで字のごとく消化をする力です。

「へーっ消化する力ってあるんだ?」と思われる方も多いかもしれません。

一般的に消化不良で病院に行こう!と、考える人はほとんどいないと思います。昨日、食べ過ぎたから仕方ないなーくらいの感覚で受け受け止めますよね。

健康であることに慣れてしまっていると、消化不良を起こして腸にガスが溜まりパンパンになっていても気づかない人も大変多い。中には、脂肪でお腹が膨れているのではなく、ガスが溜まり風船のように膨れてしまっている人もたくさんいます。

アーユルヴェーダでは、消化不良を病気になる重要な要素と考えていて、消化がきちんとされることを、健康の秘訣として重要に捉えていますから、消化に関しての教えがたくさんあります。

私たちの37兆個の細胞は、一つ残らず食べた食物の影響を受けています。この食べ物が細胞1つ1つに、本来の役割を果たさせるためには、食べた物が完全に消化されなければ役立たないどころか、細胞を汚す道具となってしまうわけです。

アーユルヴェーダの賢者たちは「きちんと消化できれば毒すら薬になり、消化が悪ければ不老不死の薬も死を招いてしまう」と言っています。

また、万人に良い食物も、万人に悪い食物もない。食物は「自分にとって」よいか悪いかしかない。とも説いています。

アーユルヴェーダには、人それぞれ体質があり各々の体質によって、消化力に違いや特徴があります。

◎ヴァ―タ(風・空)ー消化力は日によって違う不安定さがある。繊細な消化力

◎ピッタ(火・水)ー消化力は強く、激しい

◎カパ(水・土)ー消化に時間がかかり、胃がもたれることが多い

この差は、アグニという消化の火に影響されて起こるもの。

でも、体質わかんないけど?と、いう声が聞こえてきそうなので豆知識。

ヴァ―タの消化力は、ムラがあるのが特徴。たくさん食べられたり、食欲が無かったり。この場合は、とにかく食べ過ぎない事。ヴァ―タの消化力はそもそも強くないため、たくさん食べられるからと調子に乗ると胃痛を起こす傾向があります。

ピッタは、食欲旺盛、快便。但し、消化力が強いので消化が早すぎて軟便気味になることもしばしば。

カパは、お腹が空きにくい傾向があります。消化をするのにとても時間がかかります。

食べてる間、食後に自分の胃腸が何を訴えているのか?

意識を向けるだけでも、消化に興味を持ってもらえそうな気がします。

東京でも桜の開花が発表され、いい季節になってきました。

ただ・・・消化力に関しては1年で1番めんどくさい季節。冬に上がっていた消化力が急降下するのが春。

対策は・・・「ファスティング」がおすすめです。春ほどファスティングに向く季節はありません。

お腹すきにくいんですよ?消化力上がらないから。

消化できない食べ物は、栄養にならないどころか身体を汚すただの毒。

ご興味のある方は、お問合せくださいね。

弊社のスタッフは全員ファスティングカウンセラー

仙台、表参道のルナスーリヤをご利用頂ける方は店舗にお問合せください。

それ以外の地域にお住まいの方もLINEやメッセンジャー等でカウンセリングさせて頂きますのでお気軽にお問合せくださね。

春に身体を汚さない為の知恵は、もう少しありまして。

山芋、納豆、オクラみたいなネバネバしたものを、なるべく避ける(特に花粉症の方)

苦味、渋味のある山菜や春野菜は、身体をデトックスしてくれます。

何かと便利なアーユルヴェーダの知恵。

ぜひ。ご参考に♡

ルナスーリヤオンラインショップはこちら

日本のオリーブオイル事情

今日は、日本におけるオリーブオイル事情について。

今日の記事の情報は「そのオリーブオイルは偽物です」からの情報がほとんどです。

本の名前も、衝撃的ですが・・・のっけの写真がまた衝撃的。

著者は、日本オリーブオイルソムリエ協会理事長 多田俊哉氏 長年のオリーブオイルソムリエの経験から書かれています。

皆さんもよくご存じの「エキストラバージンオリーブオイル」実は、この名前を名乗れるオリーブオイルは、主な生産国が加盟する「国際オリーブ理事会(IOC)」(今、旬のIOCではありません 笑)の基準をクリアしたオリーブオイルだけなんです。

しか―し!日本にはオリーブオイルの表示に関する法規定が何もなく、どんなにひどい品質のオリーブオイルでも「エキストラバージンオリーブオイル」と、書けてしまうんだそうです。品質が悪いオリーブオイルでも、中身の品質とは全く異なるような商品ラベルが張られていたとしても、最低限の緩い基準であるJAS法さえ満たしていれば、中身が劣悪であっても一切おとがめ無しなんだとか・・・

そこで、起こってしまうのが「偽装」

生産国から一番偽装品が流れ込んでいるのが日本だそうです(泣)どんな偽装かというと。

・ヒマワリ油、ビーナッツオイル、大豆油などを混ぜている

・緑色の色素を添加する

・収穫後日数が経ったことで、腐敗、発酵したオリーブから搾ったオイルからかび臭さやエグ味がとられ販売されている

もう・・・読めば読むほど怖い。ご興味のある方は、ぜひ読んでみてください。

まともなオリーブオイルとそうでないものを、一目で見分ける方法があります。

それは、原材料表記に酸度が明記されているかどうか?

酸度とは、オリーブオイルになってからどの程度酸化しやすくなっているか?これを表す化学指標です。IOCの基準では0.8%以下がエキストラバージンオリーブオイルの上限。これを超えたものは、本来エキストラバージンオリーブオイルではないんです。

私が、スーパーで販売されているオリーブオイルの原料表記をぜーんぶ見た時は、たった1つだけ表記があるオリーブオイルがありました。

あとは味。苦い、渋いからオリーブオイル得意じゃない・・・と、思われている方は正しいオリーブオイルにあたっていないかもです。

油を勉強して、一番感じたことは無味無臭とか無色透明とか、素材を全く感じられないものって、ヤバいかも?ってこと。そうするためには、石油系溶剤使って作る工程の中で1回食べられない状態にしてからの、脱臭とか、脱色とか、脱ろうとか、いろんなことしなきゃ、あんな無機質な油にはならないんだなぁと、いう結論です。

手間や時間をかけずに安いコストで大量生産する。ついつい、そんなものを作っている大手メーカーに文句の1つも言いたくなりますが。

結局のところ消費者が求めるから、誕生した商品なんですよね。きっと。

今日は、ここまで。

次回は、なんで急に油の販売始めることにしたのか?に、ついて書きたいと思います。

18日からオイルたちを販売するルナスーリヤオンラインショップはこちら