
2025年3月5日 最後の家族があちらの世界へと旅立ちました。
1週間経って、書けるようになりました。
スムースチワワ ブルータン ヒンドゥ語で命という意味を持つ名前「アユス」
16歳と3か月で虹の橋を渡りに行きました。
死因は腎臓病。
亡くなる2週間前は、いつもお世話になっているトリマーさんにキレイにグルーミングをしてもらい、ご満悦でした。
ただ、グルーミングに連れていく前に、仙台の家に入った時に、いつもなら真っ先に駆け寄ってきたアユスが、私が帰ったことに気が付かないという、チョットした違和感があったんですよね。
耳が遠くなってきたのかな?
その時は、そんな程度の違和感でした。
東京に戻る前のアユスは、特に変わった様子もなく食欲あって「大丈夫だな」と思わせてくれたから、躊躇なく東京にもどって、数時間後。
母から、アユスの異変を聞きました。
下痢、食欲不振、つらそう・・・
母は、すぐにかかりつけの動物病院に連れて行ってくれたけど。
診断は「胃腸炎」
今思えば。直近で血液検査してこの診断は、今ならあり得ない。
この診断に違和感覚えたから、20年お世話になっているトリマーさんに、信頼できる(トリマーさんを信頼してるんだけどね)動物病院・・・ってか、獣医さんご存じないですか?と、お聞きしたら、我が子(ワンちゃん)をお願いしている病院と先生なら、こちらですと、快くご紹介頂きました。
母に、タクシーで紹介頂いた動物病院に行ってと頼んで紹介頂いた先生に診て頂いたところ。
私宛に、お電話頂き。
腎臓が萎縮していて機能しておらず、肝臓にも異変が見られるとのこと。
とても丁寧に、ご説明頂きました。
そして、告げられたのは。残念ながら治ることは無く対処療法しかないと。
対処療法をする場合は、入院になります。とおっしゃられたので。
私は、素直な気持ちで。
「先生のおうちの子だったらどうされますか?」
と、質問させてもらいました。
その回答は。
獣医としてお答えするなら、入院して治療をしましょうですが、ただの犬好きとしてお答えするなら、今まで暮らした家と家族と暮らさせてあげたい・・・と思います。
私の思いは、獣医師と一緒だった。
お電話頂いた、獣医師に「ありがとうございます。私もそう思います」と伝え、治療も投薬もしないという方向で、母と2人穏やかに暮らす選択をしました。

まだ、意志疎通できた橋を渡る1週間前。
病院で診断を受けて12日後。
私が仙台にいるときに、アユスは虹の橋を渡りに行きました。
大好きな母に見守られて、最後にたくさんのおしっこをして旅立ちました。
歴代5匹のワンコたちを、看取ってきましたが全員、最後はおしっこと出るものがあるときは便をしてから旅立っていきました。
本来、動物とはそのような物なのかもですね。
体の中を、空っぽにして旅立つ。
アユスの死は、私にとって最後の家族の死にあたります。
4年前に夫が旅立ち、同じ年に愛犬ルナが旅立ち。
そして、今年アユスが旅立ちました。
これが、何を意味するのか?夫もルナも、アユスも。
最後の逝き方に共通点があるからこそ。
私は、今後も命ある限り生きることを諦めてはいけないのだと思っています。
今後、新しくワンコを迎えることはもうないけど。
家族だったワンコたち
・ペン♂(ポメラニアン)享年11歳
・ミル♀(ポメラニアン)享年11歳
・ルナ♀(ロングコートチワワ)享年16歳
・チャンド♂(スムースチワワ)享年10歳
・アユス♀(スムースチワワ)享年16歳
と、過ごせて本当に幸せだったと思います。
お客様との話の中で、死生観に話が及ぶことが多々あります。
よくよく考えると、人はどう死にたいか?は、どう生きたいか?の答えになっていたりします。
昨日は3月11日。
14年前の3月11日、私は仙台で東日本大震災を経験しました。
あの日・・・
一瞬にして、1万5900人の御霊が天に召されました。
きっと、亡くなったすべての人に「明日」の予定があったはず。
でも、その予定は叶わなかった。
14年経った今。自分は明日の命が保証されていない現実の中で、果たして精一杯生きていることができているのであろうか?
そんなことを考えた数日でした。
3月11日、3月16日、3月5日
あー3月嫌いになりそう(笑)
自分の最期。
大切な人と話をしたり、自分自身と向き合ったり。
3月は1年に1回そんなことをする月にしてみようかと思います。

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