今日は、腸内細菌と上手に共生する方法。
私たちの腸の中の中には、1000種類、100兆個(厚生労働省HPから)の腸内細菌が生息しているということは、このブログでも何度もふれています。
民族や、育った場所、住んでいる場所によっても、共存している腸内細菌の種類は違うので、1人1人違う腸内細菌叢を持っているということになります。
一般的に、腸内細菌の種類は、善玉菌、悪玉菌、日和見菌というように分けられていますが、腸内細菌の世界には善玉も悪玉も日和見も存在しません。
人間にとって、良いか悪いかどちらともいえないか?で分類されているだけなんです。
どの菌にも共通しているのは、当たり前だけど「菌」であるということ。
菌というくくりは、もちろん腸内細菌だけではなく、常在菌も口腔内細菌も菌だし。
土の中に棲んでいる菌も、不衛生な場所にいる菌も、菌という括りになります。
だから、コロナ禍のように、あちらこちらでアルコールや、除菌シートや除菌スプレーを振りまいたり、除菌、殺菌、滅菌に神経質になるということは、菌を殺しまくっているということにつながります。
先週のブログで、腸内細菌がたくさんの大切な役割を、担ってくれていることに触れましたが、清潔を保つために習慣化していることが、実は私たちを守ってくれている菌たちを減らすことにつながっていたりします。
菌を取り入れることももちろん大切ですが、菌を減らさないことも大切。
では、どんなことで腸内細菌が減ったり、腸内環境を荒らしてしまうのか?いくつかご紹介しますね。
①断トツぶっちぎりの1位は「抗生物質の服用」抗生物質の役割は「細菌や微生物の成長を阻止したり細菌を殺したりする物質」ってことは、菌にとっては原爆の投下みたいなもの。ただ、誤解しないで欲しいのは、服用しない方がいいということではありません。細菌感染してしまった場合は、速やかに抗生物質を服用することが、治療の最優先になって当たり前。問題は、長期連用。症状が治まったら、お薬の服用は見直した方がいいかもですね。
②白砂糖 悪玉菌の大好物。腸内細菌バランスを荒らします。
③果糖ブドウ液糖 多くの食品に使われていて腸内環境を荒らします。
④人工甘味料 これに関しては、こちらのブログをご覧ください。
⑤食品添加物 どんな食品添加物が腸内細菌に影響するのかは、またのブログで。
⑥小麦や乳製品(牛乳、ヨーグルト、チーズ、バターなど)小麦はグルテン、乳製品はカゼインが問題。個人差があります。
⑦書きたくないけど(笑)アルコール 腸内細菌が働きづらい環境を作ってしまいます。
⑧残留農薬 これも、腸内環境を荒らすことが分かっています。
日本って、農薬基準や添加物の基準が欧米諸国よりもかなり緩い。
2020年の東京オリンピックの選手村で使用された食材は、残留農薬と添加物の含有量が問題で、使えない野菜や食材が多かったとか。
もちろんいつも、オーガニックや減農薬が手に入る環境とは限りません。
こだわりすぎもストレスになります。
入手できる時には、そういう食材に興味を持つ人が増えたらいいなーって思います。
まずは、調味料を本物に変えることからでも、腸内細菌たちは機嫌よく働いてくれると思います♡
明日は、近畿地方や中部地方の交通網が麻痺しそうですね。
台風の進路にお住いの皆様、十分気を付けてお過ごしください。
何事もなく。明日が過ぎることを祈っています。
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