ここ数日。春を感じさせる日が数日続いたこともあり。
東京の沈丁花は満開になりました。
とてもいい香りを放って、楽しませてくれています。
以前にも書きましたが、私が生まれ育った北海道は、沈丁花や金木犀などの季節の香りを放つ花があまり咲かなくて。
私が、個人的に春を感じる花は、蕗の薹(花?)、クロッカス、水仙、スズラン、水芭蕉、ライラックです。
特に、雪解けして土が見えると顔をのぞかせる蕗の薹に春を感じます。
香りは楽しめないけど・・・味は楽しめます(笑)
さて。
今日は3月11日。
東日本大震災から、12年目の3月11日
2011年に、仙台でこの日を迎えて以来、毎年3月11日を迎えると胸がシクシクします。
2011年3月11日14時46分
今まで経験したことのない大地の揺れを経験しました。
不思議と命の危険は感じなかったものの、立っていられなかったという記憶は鮮明に残っています。
電話が全く通じない、電気が使えない、電車が動かない、ガスが使えない、食料品が手に入らない、ガソリンを給油できない・・・
日常、普通に当たり前にあるほとんどの物が、身の回りから消えました。
そして、ラジオから流れる津波の驚異。
海の近くに住んだことのない私にとって地震=津波の感覚は全くなく。
ラジオから流れてくる、海岸に200体から300体の遺体が・・・
というアナウンサーの言葉が、しばらく理解できなかった。
この時に、津波で命を失ったすべての人たちには「明日」の予定があったはず。
当たり前に。
学校に行くこと。
仕事に行くこと。
ランチの予定。
飲み会の予定。
旅行に出発する予定。
デート?結婚式?出産?出張?
明日も変わらず2011年3月12日という日常を迎えるはずだった2万2318人の命は、明日というその日を迎えることはできなかった。
私たちは、生まれてから死を迎えるまで、明日命が尽きるかどうか?なんてわからない。
死を迎えるその瞬間まで、生きていることが普通。
死の瞬間ほとんどは、自分で決めることができない。
年齢も、性別も関係なく、確約されていることは生まれた瞬間に死は約束されているということだけ。
いつかやろう。いつか行こう。いつかお礼を言おう。いつか謝ろう。いつか・・・このいつかは、来ないかも知れないと肝に銘じた瞬間。
それが3.11
たくさんのこの世での存在を失った御霊は。
生きている私たちに、たくさんのメッセージを残してくれたと毎年感じます。
そして、去年3月16日。
東日本大震災を思い起こさせるような地震。
これについては、色んなことを書けない状況なので書きませんが。
ルナスーリヤ仙台店は、いまだに復旧できていません。
同じ3月だったから。
身構えてしまう月になってしまった3月。
無くなると困る水や保存食品、カセットコンロのガスボンベ、ペットのごはんなど。
賞味期限をチェックする月にしてほしいなーと思っています。
日本全国。2023年3月が無事に、何事もなく、過ごすことができ、日常を平穏に過ごすことができることを願っています。
人間は、自然の力を超えることはできない。
あの日、命を失った御霊に合掌。
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