心と腸

脳腸相関(のうちょうそうかん)という言葉をご存じですか?

読んで字のごとくの意味ですが、脳と腸は相関関係(一方が変化すれば他方も変化するように相互に関係しあうこと)にあるということ。

どうやら、密接に連絡を取り合っているらしいということが、ここ数年で明らかになってきて、様々な論文も数多く発表されるようになりました。

私たちが命を授かり、成長し各臓器が働いてくれることで、命を繋いでいることは、神秘的なことで、人間をはじめ様々な生き物の仕組みは、まだまだ分かっていないこともたくさんあります。

脳と腸の関係も、分かっていないことが多くて、まだまだ研究段階のこともたくさんあるんですよねー

今日は、そんな脳と腸の関係について。

言葉を発しなくても人って、表情やしぐさで喜怒哀楽をあらわしていますよね。

人を見た時に「なんだか今日は、機嫌が悪そう」とか「なんか怒ってるとか?」

嬉しそうとか、楽しそうとか。

これって、何で感じているかというと波動とかオーラとかじゃなくて(笑)

顔の表情が90%を占めるそうです。

顔の小さな顔の筋肉に、感情の信号が伝わると、その感情の指令で動く筋肉が決まってているんだそう。

だから、怒った顔、悲しい顔、楽しい顔、嬉しい顔は、民族も国籍も肌の色も、関係なく、同じ表情を作り出します。

人間だけじゃないよね。家族同然のペットも表情で機嫌がわかる。

なんだか寂しそうだなーとかね。

実は。

脳は消化器系の臓器にも感情の信号を送っていて、顔の表情とリンクして胃や腸は反応しています。

驚きや怒りが脳から消化器系に伝わると、胃が収縮して、たくさんの胃酸を出して胃が興奮状態に。こうなると胃は正常に機能しなくなります。

悲しいとき、不安なとき、動揺しているとき、緊張してるとき。

顔の表情と同じように胃腸も変化してるのですよ。

気持ちが落ち込んでいるとき、腸は、ほとんど動かなくなるらしい。

もちろん、他の臓器も感情は感じていて、心拍数が上がったり、肩や首が硬直したりもする。

けど。脳と腸のつながりは特別ルートが存在していてかなり強固。

感情の動きが、腸に与える影響は重大なのです。

いろんな論文が出てきて、最近あきらかになってきたように感じるけど、実は「腹」と「感情」に関する言葉って昔から多い。

はらわたが煮えくり返る、腹に一物、腹黒い、腹に落ちる、腹を決める・・・上げたらきりがないくらいたくさんある。

ということは。昔から心と脳はなんとなーく関係してるような気がすると思われていたんでしょうね。

私が心理学を勉強したり、カウンセリングや施術中に職業や、お仕事状況や、家族構成や幼少期のことをお聞きするのは、胃腸に限らず健康や美しさと感情が直結しているから。

外側からだけのアプローチでは「焼け石に水」になってしまうことが多いのです。

特に・・・40代後半以降のみなさま。

40代後半からの美と健康の充実を願うなら。

アウタービューティケア、インナービューティケア、エモーションケアどれも大事。

特に感情のケアは大切です。

何度も書いていますが。

あなたの身体は心と繋がっているのではなく。

あなたの心を物質化したものが身体です。

ではー。今日はこの辺で!

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