多くの日本人は、「消化力」を意識して、食事をすることは少ないような気がします。
それよりは、便の状態、便秘や下痢など、どちらかというと腸の状態を気にする傾向が強いと感じています。
そもそも、食べた物から栄養吸収をきちんとするためには、腸に進む前段階「消化」が、うまく機能していなければ、腸内環境も整うことはありません。
そこで!今日は、消化力についてお伝えします。
消化力とは、読んで字のごとく消化をする力のことで、アーユルヴェーダ(インド伝承医学)は、消化についてとても多くの教えを説いています。
アーユルヴェーダは、消化不良を病気になる重要な要素と考え、消化がいいことを健康をもたらす秘訣としてとてもに重視しています。
すべての細胞は食物から作られています。食物が身体に、きちんと利用できれば、健康な細胞がつくられ、細胞は健全に私たちの生命をつなぐ働きをしてくれます。
しかし、食べた物をうまく利用できなければ、アーマという未消化物が悪さをして、病気を作り出します。
アーユルヴェーダの賢者たちは「きちんと消化できれば毒すら薬となり、消化がうまくいかなければ不老不死の薬も死を招いてしまう」と説いています。
もう一つ。
アーユルヴェーダでは「万人に良い食物も、万人に悪い食べ物もない。食物は、自分にとって良いか悪いかしかない」とも説いています。
アーユルヴェーダには、個々それぞれの体質があり、消化力も体質によって異なります。
ここで、それを紹介しても、皆さんが自分の消化力や体質がわからなければ、意味がないので、体質のご紹介をする機会があったら、そこで書くことにしますね。
アーユルヴェーダでは、胃の中で消化の火(アグニ)が、燃えていると考えています。
このアグニが消化の肝。
アグニが、弱ければ食べ物は未消化になるし、逆にアグニが燃え盛っていると食べ物は、消化されすぎて栄養素も燃え尽きてしまうと考えます。
ちょうどよく、アグニが燃えていることが大事。
アグニの調子が悪いと、こんな症状が出やすいので要チェック!
◎胸やけと胃酸過多で酸っぱいものがこみ上げる(逆流性食道炎)
◎胃が緊張していて痛みがある
◎食欲がない
◎便秘または下痢
◎食事に関心がなくなる
◎肥満または痩せすぎ
◎過敏性腸症候群、潰瘍、憩室炎など
あとは、食事が美味しい!と感じなかったり、いつも美味しいと感じるものが美味しいと感じられないというのも、アグニからのサインです。
一般的に使える「消化力を上げたり」「消化力を下げない」方法をご紹介します!
◎冷たいものは、食事と一緒に摂らない(特に冷たい飲み物)
◎落ち着いた気持ちで食べる
◎イライラしているときに食べない(やけ食いは、ほぼ消化できないと考えていい)
◎必ず座って食べる
◎お腹が空いた時だけ食べる
◎きちんと消化するまで、次の食事を食べない
◎食事と一緒に白湯をすする
◎なるべく、できてから時間が経っていないものを食べる
◎生の食物をできるだけ少なくする(アーユルヴェーダでは、特に肉や魚のたんぱく質を生で食べることは未消化につながると言っています)
◎食事と一緒に牛乳を摂らない
◎加熱する料理にはちみつは使わない(消化の妨げになります)
◎6つの味(甘・塩・辛・苦・酸・渋)を一食の食事にすべて含む
◎食後5分程度は、座って過ごす
◎好意を持っていない人、嫌悪感がある人と食事をしない。
◎悲しい気持ちで食事をしない
◎乗り物の中で食事をしない
◎食事中はしゃべらない
アーユルヴェーダは、食事と感情の関係もかなり説いていまして。
5000年前・・・5000年ですよ?5000年(←しつこい笑)
こんな、前から「腸の感覚(直観)」は生まれつき心と身体の意思を疎通できるようにつくられている。とか、言っちゃってるんです。
これが、最近になってやっと化学的にもわかってきてる感じで。
本当に、すごいぞ!アーユルヴェーダ!!って思います。
そして、消化力を立て直したいなら「食べるな!」とも言ってます(笑)
5000年まえから、今でいうファスティングを勧めています。
アーユルヴェーダの治療としての断食はかなりハードですが、私たちがご指導させて頂いている「酵素ファスティング」でも、消化力を十分改善することができます。(ご興味のある方は、お問い合わせください♡)
現代は、本来動物が食さないようなものも増えています。
消化力を意識することが、健康な身体と心を作ります。
ぜひ。参考にしてみてください♪
では!楽しい3連休を♡
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