異性化糖と腸内環境

昨日、思わずつぶやいてしまいましたが。

最近ヤクルト1000がバズっていると同じ日に数件の情報が入ってきたので、原材料を調べてみました。

驚愕・・・

しかも「腸内環境改善」とか書いてある・・・

ということで、今日はぶどう糖果糖液糖が属する「異性化糖」について少し。

異性化糖とは、果糖またはブドウ糖を主成分とする糖のことで、サツマイモやトウロモコシ、ジャガイモなどのデンプンを酵素で糖化した後、その一部を別の酵素で異性化(分子式を変えることなく化学構造を変える反応)させたものが成分となります。

異性化糖は果糖含有率によって、このように↓分類されます。

  • ブドウ糖果糖液糖
    果糖含有率(糖のうちの果糖の割合)が50%未満のもの。
  • 果糖ブドウ糖液糖
    果糖含有率が50%以上90%未満のもの。
  • 高果糖液糖
    果糖含有率が90%以上のもの。
  • 砂糖混合異性化液糖
    上記の液糖に10%以上の砂糖を加えたもの(その液糖がブドウ糖果糖液糖なら砂糖混合ブドウ糖果糖液糖)。

冷たい飲み物や味付け調味料、ドレッシングなんかにもよく使われています。

ご自宅の冷蔵庫に、1つは含有されているものがあるかもですね。

この異性化糖、砂糖より安価で温度の低いものでも甘みを強く感じるため、様々な飲み物なんかに使われています。

この異性化糖の問題は、食事や飲み物で摂取すると、消化酵素に分解されず、そのままの形で腸から吸収されます。血液中に入ると、大部分は直接細胞の中へと入っていきます。

そしてブドウ糖の10倍以上も糖化が早まるらしい・・・(怖)

高濃度の果糖はその他にも、脂肪の蓄積、肥満、心臓病のリスクが上がり、腸内細菌の乱れも引き起こします。

フィルミクティス/バクテロイデス比という腸内細菌の乱れを表すマーカーがあるのですが、高果糖食をマウスに食べさせるとマーカーが上昇するのだとか。

このマーカーが上昇するということは、腸内に炎症を引き起こしてリーキーガットが引き起こされたり、ヒドロキシトリプトファン(セロトニンの原料)が減少したり、便秘になったりと様々なことが起こるようです。

果糖が高濃度でいきなり身体に入ってくることは、身体にとって理解不能。

本来果糖は、果物のように繊維とセットになって入ってくるもの。繊維とセットだからこそ、ちゃんと消化という行程を経て処理をされるという訳です。

腸に居てくれたら、私たちにとって素晴らしい仕事をしてくれる腸内細菌も。この原材料と一緒に摂ることが果たして、本当に腸のためになるのかは疑問です。

サロンや講座などでいつもお伝えしているのですが、たばこやアルコール、甘いものやジャンクフードを身体によくないのはわかっているけど、止められないのよねーというのは「身体によくない」という認識のもと選択してるので良いと思うんですが、身体にプラスになると思って摂り続けていたものに、あまり身体に取り入れたくないものが入っていたりするのは、なんか・・・違わない?って思ったりするわけです。

酵素ドリンクに、ぶどう糖果糖液糖が使われていてそれでファスティングとか悲しすぎますよね。腸内環境よくするために頑張ってるに・・・

こんな事態を避けるためには、とにかく!口に入るものは原材料をきちんとチェックする!これだけで回避できます。

特に子どもが口にするものは、原材料チェックしてみてくださいねー

なんでバズったんだろう?ヤクルト1000・・・謎(笑)

◎ルナスーリヤ表参道店のご予約はこちら

◎ルナスーリヤ仙台店のご予約はこちら

◎ルナスーリヤ表参道店の求人はこちら

◎ルナスーリヤ仙台店の求人はこちら

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です