抗菌・殺菌・滅菌・除菌

今日の東京は、朝から春を感じさせる陽気でしたね。

2月も明日で終わり。

2022年になって2か月が過ぎるんですね。驚きです。

今日、春を感じさせるこんな光景を目にしました。

蜜を吸う鶯♡と、思っていたら・・・実はこの鳥・・・鶯ではなく。

「メジロ」らしい。

鶯は昆虫をエサにしていて、蜜はすわないんですって。

まぁ。メジロでも鶯でも。春を感じさせてもらいました。ありがとう♡

さて、今日のお題「菌」笑

今日は、あなたに棲みついている菌について少し。

菌に対して、皆さんはどんなイメージ?

悪さするもの?汚いもの?

実は、私たちは菌なしでは自分の身体を守ることも、生きていくこともできません。

菌に守られて命を繋いでいるのです。

菌叢のことを「マイクロバイオーム」といい、人の身体に生き物として棲みつき共生する菌の総称です。

一番思い浮かべやすいのは、腸内細菌ですがそのほかにも皮膚、口腔、鼻腔、呼吸器、生殖器など、私たちが外部環境に接するあらゆる場所には、微生物群集が存在しています。

この菌たちが、身体のあらゆる機能と連携し私たちを守ってくれているのです。

もともと、日本人は「キレイ好き民族」といわれるほど清潔が大好きです。

その甲斐があって、日本は世界の中でも美しい国と称されるのだと思います。

一方で、除菌・殺菌・滅菌・抗菌にあまりにも敏感になることで身体の機能を衰えさせているという懸念も生じます。

どの細菌叢にも、人間に有益な働きをしてくれる善玉と、人間にとってあまり嬉しい働きをしない悪玉がいます。

菌というと悪い働きをしてしまう悪玉をイメージしてしまうのが残念なところ。

また。菌とウイルスを混同しているケースも多く見受けられます。

例えば、善玉の腸内細菌はこんなにたくさんの働きをしてくれています。

①ビタミン合成(食べ物から必要なビタミンが入ってこなくても腸内細菌が作ってくれるんです→ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ニコチン酸、ビタミンB6、葉酸、ビタミンB12、ビタミンK)

②腸内を酸性に保ち、悪玉菌の発生を抑える

③免疫機能を高める

代表的な働きはこんな感じ。

こんなに私たちの腸内で、活躍してくれている善玉菌ですが「菌」であることに変わりはありません。

菌の抹殺(笑)を対象にしたアルコールや殺菌用商品(マウスウォッシュ、ウエットティッシュ、消毒液など)、抗生物質には善玉菌と悪玉菌を見極める機能など備わっていません。

菌であればすべて抹殺対象です。善玉菌もやられてしまうというわけです。

特にコロナ禍になってからは、どこでも消毒、家の中も除菌と菌にとっては最悪の環境です。

腸内に菌を増やさなければならない乳児も幼児も、菌に触れる機会がどんどん減っています。

こんなご時世ですから、仕方ないと思いつつ今の子供たちが大人になった時の免疫力が心配です。

家の中では、菌包囲網(笑)多少緩めてあげるのもいいかもです。

愛すべき菌を、毛嫌いしないでくださいね(笑)

明日で2月も終わり。

春めいた天気や気温だとテンション上がります♡

コロナも早く終息するといいですね!では、また!